自分が幸せになれる会社とは、自分を鍛えられる会社である。
いきなりブラックなことを言っているように聞こえるが、これは正直に思う私の本音である。
自分を鍛えないと、それほど成長はしないはず。
自分を鍛えると、成長できるはず。
自分を鍛えすぎると、つぶれてしまう。
自分を鍛えなければ、年を重ねても能力がそれほど上がらないため、役職が上がったり、給与が上がったりするはずはない。世の中それほど甘くはないのだ。能力が上がらないのに給与を上げてしまうような会社は収益が鈍化して競争力も鈍化し、消えていくのだ。
自分を鍛えれば、年を重ねるとともに能力も上がり、出世したり、給与が上がったりするのだ。そして、その成長の評価は相対評価なので、同年代と同じくらいに成長しているようでは、給与も周りと同じ程度に伸びて、出世もみんなと同じになるのだ。
それはそれで、悪い話ではないし、それを目指すのも当然ありだ。
平均以上に出世して、給与を上げたいと思えば、周りより自分を鍛え、周りより能力を高めるのが一番確実だと思う。
こういう書き方をすると、「ブラックだ」とか「昭和脳だ」とか「古い考えだ」と言われそうだが、誤差はあるとしても能力が高ければ給与が高く、出世もしやすいのは当たり前だ。
たまに「私は能力が高いのに給与が安い」といわれる方がいる。そういう人は能力のミスマッチが起こっていると思う。会社が求める能力と、その人が持っている能力が違うのだ。
それゆえに給与も役職も上がらないのだ。そういう人は自分の能力を別な方向で磨くか、自分を評価してくれる会社に転職した方がいいかもしれない。
さて、本題に戻るが、自分を鍛えられる環境について私の考えを紹介する。
・実現できるレベルの高い目標値を課す会社
・能力を高める指導があったり、学べる機会がある会社
シンプルな話だが、低い目標に対しては、低い目標で100%を超えるように人は努力し、高い目標には高い目標で100%を超えるように人は努力する傾向がある。あくまで実現できるぎりぎりのラインを設定してくれる会社が良いのだ。そして、その高い目標をクリアするための指導や学習を提供してくれる会社であれば、人は効率的に鍛えられるので、高く成長しやすい。そういう会社を選ぶべきだと思う。
若い時の鍛えられ方の違いが40代50代で年収でも役職でもかなりの差が出るのだ。
若い時は知らなかったような、年収で数千万、数億という世界も世の中にある。彼らが、若い時に、楽な仕事しているとは誰も思わないと思う。彼らは若い時からタフで時間の使い方もうまく、よく遊び、よく学び、そしてよく成果を出すのだ。そのようなスーパーマンになるためには自分の能力を高めるのが一番確実な方法である。
もし、道を歩いてみたいと思う人がいれば、今の会社で其れができるかを考えてみてほしい。今の会社で難しいようであれば、別の会社の様子をちょっと見てみても良いと思う。
このコラムを掲載していただいているプライム・ストラテジーには就職相談カフェというプログラムがある。これは気楽にお茶を飲みながら、プライム・ストラテジーという会社のことをちょっと覗いてみることができるプログラムだ。
プライム・ストラテジーは長時間労働はしない会社である。
短時間で高い目標のクリアを狙う会社である。
そういう会社の中をちょっと見て、自分を幸せにできる会社かどうか見てほしい。