大企業=優良企業ではなくなった件。AIによる第三の労働力が変えること
こんにちは。プライム・ストラテジー マーケティング顧問の吉政でございます。今日は顧問としてではなく個人の意見を書きたいと思います。
以前は、従業委員が多い会社を大手企業と呼び、社員が多い方がそれだけ売り上げが多い時代がありました。社員が多いこと=それだけの人数の社員を雇用できる大きなビジネスをしている会社ということで、その会社が大手企業と呼ばれ、企業としての信頼が高い時代でした。
その後、AIが進化して、社員ができる仕事をこなせる技術に成長しました。機械学習により応用や学習もできるようになり、AIは賢く、ミスのない、24時間働ける労働力になりました。今の時代、AIで開発すれば、かなりの仕事をAIはこなせるようになります。AIがこなせないことは、「お金を所有すること」と「コネ」くらいでしょうか。
さて、社員ができることをそのままAIが実現できたとしたら、経営者はAIと社員のどちらを選びますでしょうか?
社員とAIのコストが同じならAIを選ぶ経営者が多いと思います。理由は以下です。
・AIは労働時間規制に関係なく、労働できる
・AIは社会保険料もかからない
・退職しない。
・病気にならない。
・ミスもしない
・ハラスメント的な問題も起こさない
などなどです。
全ての点でAIが勝っているとは言いませんが、今までは労働力=人間だったのが、これからは一般企業でAIが新しい労働力として確立される時代になります。
今後、リスクとミスが少ないAIが一部の人間の労働を奪っていきます。
一方で大企業では労働組合もあるので、簡単に首を切れなかったりしますよね。それがあだになり、大手企業ではAIに仕事を取られた社員の活用方法が今後大きな課題になるはずです。AIに仕事を取られた社員が会社の重荷になり、会社の業績悪化の原因になります。AIを活用しなければ、優秀な労働力を活用できない企業として、企業競争力が下がっていきます。
AIを活用した精鋭中心の企業と、AIを活用しない様々なレベルの人材がいる大企業ではどちらが利益が出るかと言えば、比べるまでもないような気がします。そんな時代がもう明確に見えるようになりました。
もはや、大企業であること自体が社員という大きなリスクを抱えている状態であり、大企業=優良企業ではなくなっているような気がします。(もちろん、大量の精鋭を雇用した大企業で優良な企業もあります。
ただ、一般論としてこれからの時代はどれだけAIを活用できるかが企業としての勝負になっていくような気がします。
世界的な金融機関であるゴールドマンサックス証券のトレーダーが600名から2名に削減され、代わりにソフトウェアでできたトレーディングロボットを大量に導入しています。人からAIへの大規模リプレイスが発生しています。
記事の本文は以下をご覧ください。
As Goldman Embraces Automation, Even the Masters of the Universe Are Threatened
※日本語略:ゴールドマンがオートメーションを抱擁すると、マスターズ・オブ・ザ・ユニバースでさえ強迫される
日本でも同様に社員を増員する代わりに人工知能を導入する会社が現れてきました。
2020年はそういう日本企業の動きがニュースになると思います。
就業先としてそういう企業を避けるのか、そういう企業で働くことを選ぶのかは個人の自由ですが、AIの波を避けることはできないので、なるべく早く体験した方がいいと思います。
AIが社会に浸透するのは確実なので、会社も社員もAIと融合することに慣れ、AIを活用できるようにならないと生き残れないといっても過言ではないと思います。
AIの採用による組織変更をする会社こそ、先進的な動きを体験できるので、そういう会社を経験できることはとても大きな経験になると思います。
みなさんいかがでしょうか?
転職希望者でプライム・ストラテジーのAI社内活用について興味がある方は是非、お問い合わせください。