フルリモートワークでオフィス以上の成果を

当社シニアエンジニアの松下さんに、在宅勤務の様子をおうかがいしました。成果を出すための環境づくりやスケジュールの緻密さはさすがです。

1. 現在の職種と仕事内容

シニアエンジニアとして、WordPressサイトの機能改修やカスタマイズ、クラウドサーバの運用管理、障害対応などを手掛けています。

2. 在宅勤務で変化したこと

(1)在宅勤務になってよかったこと 

・コロナ禍で交通機関利用で通勤しなくていいのが大変助かります。
・通勤に比べ、往復の移動時間分を業務や生活時間に振り向けられるのがよいところです。

(2)在宅勤務になって不便になったことと解決法 
・開発に関して

開発業務に限定した問題点は特にありません。

・業務全般に関して 

自分やメンバーが業務で困っているかどうかを自己申告がないとわかりません。そこで業務上のMTGの他に、時折個別に息抜きを兼ねた雑談をしてキャッチアップしています。

・その他 

在宅だとつい時間を忘れてタスクの区切りがつくまで業務を続けてしまい残業が長くなりがちです。が、業務がたまっている時は仕方ないとも言えるので対策はしていません。

通勤がないと、帰宅途中で最寄りの店舗で買いだしとはいかないので、残業が多いと部屋から出ない日が続くこともあり、スーパーの買い物より通販利用が増えて生活費が割高になっています。とはいえ業務量が多いときはどうにもならないのでこれはこれでよしとしています。

(3)これから解決したい課題  

全メンバーのタスク積み上がり状態を俯瞰するのが難しいですね。私はBacklogにタスク毎の予定工数を記入するようにしていますが、他メンバーで記入できていない場合もまだ多く、自分でも着手してみて予定より時間がかかるケースも多く、予定通りにタスクをこなせなかったり、他メンバーへの負荷分散もやりにくい…といったところが今後の課題です。

3. 平日のある一日のスケジュール 

  • 08:00 起床
  • 08:00 ~ 08:30 朝食/着替え
  • 08:30 ~ 09:00 当日の作業予定の確認と日報記入
  • 09:00 出勤
  • 09:00 ~ 09:30 事業部朝会MTG
  • 09:30 ~ 10:30 案件毎のMTG
  • 10:30 ~ 12:30 タスク毎の作業
  • 12:30 ~ 13:30 昼休憩
  • 13:30 ~ 14:00 タスク毎の作業
  • 14:00 ~ 14:30 保守運用定例MTG
  • 14:30 ~ 16:00 タスク毎の作業
  • 16:00 ~ 16:30 事業部夕会MTG
  • 16:30 ~ 17:00 案件毎のMTG
  • 17:00 ~ 19:30 タスク毎の作業
  • 19:30 ~ 20:00 当日タスク状況の確認
  • 20:00 退勤
  • 20:00 ~ 20:30 休憩
  • 20:30 ~ 21:30 夕食
  • 21:30 ~ 22:30 ネット情報収集&ネット仲間との連絡
  • 22:30 ~ 23:30 入浴
  • 23:30 ~ 25:00 アニメ・動画観賞、通販の買い物
  • 25:00 就寝

4. 在宅業務環境

(1)仕事環境の工夫やこだわり

元々フリーランシエンジニアとして在宅業務していた時代から、自分でホームエレクタを組んで作ったPC用ラックをベランダ横に配置し、業務中でも日光を随時浴びれるようにし外気を取り込みやすくしています。椅子は肘掛け付きのゲーミングチェアを利用して、高さや確度も調整できるようにしています。長時間座って業務しているとお尻が痛くなるので、座面にクッションを敷いています。

(2)仕事道具の工夫やこだわり
自作PCラック上のモニター+WEBカメラ(上)とモニター切替機(中央)など

・モニター2画面をガスショック式のモニターアームで目の高さがモニターに下半分にくるようにして前屈み姿勢になりにくいように適切な高さに調整しています。

・ヘッドセットは業務に集中しやすいようにフルカバータイプで軽量のものを使っています。マイクはヘッドセットマイクより指向性のあるWebカメラ内蔵を利用してミニターの上に取り付けています。

日々のメモ書き用デジタルペンと専用ノート(MTG中の画面共有にはまだ利用できていません) 

・MTGや作業中のメモをPCでスキャンせずに利用するために、デジタルペンと専用ノートを利用して、書いた内容を後から必要に応じてPDF変換やテキスト変換できるようにしています。

・マウスはケーブルが邪魔にならないようにワイヤレスマウスを利用しています。

・モニターx2とUSBキーボードは個人と社給PCで机が狭くならないよう、個人用の1セットをHDMI/USB切替機を導入して切り替えています。

(3)そのほかの工夫やこだわり 

水分補給のため、特濃豆乳を少し薄めて飲む他に、粉末タイプのほうじ茶、紅茶、麦茶、スポーツ飲料を常備して、糖分摂取を控えつつこまめに飲むようにしています。

(4)いつか実現したい働き方

既に首都圏以外からフルリモートワークでジョインしている方がいますが、私は逆に現在首都圏にいるので、1ヶ月単位とかで地方に出てコワーキングスペースなどを利用して自然が多い地域から週末リフレッシュを満喫しながら仕事するのもいいなと思っています。

5.健康維持

通勤がないため、残業が多いときは退勤時にはスーパーも閉まり疲れているので買い出しも含めてとにかく部屋から出ることが週末しかなくなり、慢性の運動不足に陥り体重も増えます! 平日でも休憩時間の軽いストレッチや、退勤後にコンビニでもいいから買い出しに出るようにして身体を意識して動かすようにしたいです…。

独り暮らしで在宅勤務だと食事の栄養バランスが悪くなりやすいので、弁当やレトルトだけでなく、できるだけ煮たり焼いたりと調理するようにし、生野菜は頻繁に買い出しができないので漬け物や納豆などの発酵食品として少し日持ちする形、またはネギなどは刻んで冷凍しておいて使うなどして摂取するようにしています。DHA摂取のために、サバなどの青魚の冷凍を通販で購入し食べるようにしています。

6.プライム・ストラテジーへのご入社をご検討中の皆さんへ、メッセージをお願いします

(1) エンジニアとして在宅で仕事をすることの良さ 

事務職や営業職と違い、クラウドや各種Webサービスを利用するのが当たり前の時代ですのでITエンジニアは、コロナ禍でもあり、自宅にPCと固定ネット回線があれば通勤する必要性は全くありません。今でもチームで業務するのに時々は出社して顔合わせてMTGが大事とかやっている会社がありますが、全くそんな必要は感じません。Teamsで複数人同時にカメラや画像共有しながらチャットできますし、タスク管理もBacklogその他で十分共有できます。要するに世の中にツールはあるのにメンバー個々人や組織がフルリモートワークでオフィス以上の成果を発揮できていないだけです。

プライム・ストラテジーでは、TeamsやOffice365/Backlog/slackやRedmineなど知名度の高いリモートワーク用のツール群を他のシステムと連携したりチューニングしたり運用を工夫したり、あるいは社内で開発して、フルリモートワークで容易に全ての業務が完結できる環境があるので、エンジニアにとって通勤は無用となり、居住地域も関係なくなり、オフィスとの往復の通勤時間をまるまる自分の時間として使えます。

(2) 在宅勤務にあたり考慮すべきこと 

フルリモートワークするには、自宅の環境で最低限確保すべき事があります。

  • 家族がいる場合は、隔離できる作業空間
  • ビデオ会議しながらファイル転送などしても問題ない固定ネットワーク回線
  • ノイズが少なく軽めの長時間装着しても耳が痛くならないヘッドフォンとマイク
  • モニターは2画面必須
  • 長時間の作業でも疲れにくい椅子や机
(3) プライム・ストラテジーの在宅勤務の特長

連絡したい時だけ音声チャット利用ではなく、オフィスにいるのと同じようにいつでも声を掛けられるように常時音声会議接続で、朝会・夕会は全員ビデオをONでやりとりしています。

以上、シニアエンジニア 松下さんの在宅勤務の様子でした。松下さん、お忙しいところありがとうございました!